オーバーヒートの原因とは?症状や誰でもできる対象法をご紹介!

オーバーヒートの原因は?

現在では通常に走行しており、定期的な自動車点検に出していれば、そう簡単にエンジンはオーバーヒートを起こしませんが以下の原因によってはオーバーヒートを起こしてしまうことがあります。

 

冷却水不足

まずオーバーヒートの原因は冷却水不足(ラジエター液・クーラント液とも言う)です。
車を運転するとエンジンは非常に熱を持ちますが、この冷却水を循環させエンジンの熱を吸収する役割があります。
熱された冷却水はラジエターと呼ばれる冷却装置で再度冷やされる事によって何度も使用が可能となります。
しかしこの冷却水が不足してしまうとエンジンの熱を吸収できずオーバーヒートの原因となってしまいます。
冷却水はこまめに確認をし、少なくなってきたら補充をしてあげると良いでしょう。
まれに、冷却水漏れと言って補充しても直ぐに減っている場合はポンプや接合部から漏れている可能性があるので修理工場などで確認してもらうと安心です。

 

エンジンオイルの劣化

自動車のエンジン内部にはオイルが浸されており、そのオイルによってエンジンの動きを潤滑にする役割があります。
新しいエンジンオイルは適度に粘度があるのですが、エンジンオイルを長い期間交換しなかった場合や、長期間車を乗らないとエンジンオイルが劣化しエンジン内部に油膜が作れなくなってしまいます。
そうなると、エンジン内部の金属が非常に熱を発し、オーバーヒートの原因となってしまいます。
オイルの劣化だけでなく、エンジンオイルが不足していても同様の原因となるので注意しましょう。

 

エンジンの回転を高く維持する

エンジンは回転数を高くすればするほどエンジン内部の働きが強くなり、結果熱を発しやすくなります。
その為、冷却水やエンジンオイルに問題が無くても、長い坂道などでエンジンの回転を高く維持したままなど負担がある走行をした場合は、冷却が間に合わずオーバーヒートの原因となります。
近年では少なくなりましたが、特にマニュアル車は自身でギアを変速させるのでこの様な現象が起こりやすいでしょう。

 

渋滞などの負担がある場合

車に寄っては低速走行の渋滞などでもオーバーヒートを引き起こしてしまう場合があります。
近年の国産車ではあまり心配はありませんが、古い国産車や一部の外国車には自動車を走らせることによってエンジンを冷やす空冷エンジンと呼ばれるエンジンを搭載した車もあります。
その為、真夏の渋滞などではエンジンを十分冷やせるまでの風を吸収することができずオーバーヒートとなってしまいます。

 

 

オーバーヒートの症状は?

 

水温計が高い

オーバーヒートの症状を確認するのに一番良いのは車の速度計などの近くにある水温計を確認しましょう。
メモリにHとCと表示されたメーターが付いている場合はHに近づけばオーバーヒートの可能性が高くなっている証拠です。
車を休ませたり、点検をすることによって安定した位置へと戻るでしょう。

 

車にパワーがでない

オーバーヒート気味になると、エンジンその物の機能が弱くなりアクセルを踏んでも速度が上がらなかったり、また加速したと思ったら急激に速度が落ち込んだりと不安定な動きがでてきるのもオーバーヒートの症状です。
特に停車をするとエンジンが止まってしまったり、アクセルを通常以上に踏み込まないとアイドリングが保てない場合も注意しましょう。

 

エンジンから焦げ臭い

車のエアコン口などから焦げ臭い感じがした場合もオーバーヒートの症状の一つです。
もちろん白い煙がエンジンから出ていた場合は明らかにオーバーヒートを起こしているので安全な場所に停車させましょう。
この時に煙が出てるからといって直ぐにボンネットを開け冷却水の補充などはやめましょう。非常に熱されている冷却水が吹き出しヤケドの危険性があります。

 

 

オーバーヒートが起きた時の対処法とは?

オーバーヒートが起きてしまった場合の対処法は以下の方法を試してみましょう。

 

車を停めてエンジンを休ませる

まず一番の方法はエンジンを休ませることが重要です。
この時に重要なのはエンジンを直ぐに切らない事が重要です。エンジンが動いていれば最低限冷却水の循環がされるので、ゆっくりと冷えていきます。
車のエンジンが冷えてきたら、ボンネットを開けて冷却水の量や漏れなどを確認しましょう。万が一減っていた場合で冷却水を所有していない場合は一時の緊急処置として水道水を補充しても大丈夫です。
しかし水道水にはサビやパイプ詰まりの原因にもなるので、直ぐにオーバーヒートの修理と共に所定の冷却水の入れ替えが必要です。

 

ロードサービスを依頼する

車に詳しくない方であればおすすめしたいのがロードサービスです。
有料会員のものから任意保険のサービスにも付帯されているもので、車の様々なトラブル時に駆けつけてくれます。
その為、オーバーヒートを起こしてしまったら、無理に走行させず直ぐにロードサービスへ連絡するのも正しい対処法です。
トラブルを発生してしまった場所によっては、待機時間が非常に長くなる場合もありますが、無理して車を走らせてエンジンを壊すよりは良いでしょう。