車の維持費の年額目安とそれを抑える方法
車の維持費は複数あります。
税金は、ほぼ毎年支払う事になります。
それと燃料費と駐車場代と車検費用と、任意保険の費用です。
車の維持費はどういうものがあるの?
自動車の保有者に対する税金
毎年の4月1日時点で車を保有しているなら、自動車の税金は支払う事になります。
その具体的な金額は、排気量と重量と使用年数に左右されます。
軽自動車に対する税額は低めですが、一般車は高めです。
税金には2種類あって、自動車保有税と重量税です。
前者は自動車を保有している方々に対する税金で、排気量が大きいほど税額は高くなります。
後者の重量前は、車の重さと経過年数によって金額が変わってきます。
税金は毎年必ず支払う
上述の税金は、毎年確実に支払う事になります。
自動車を保有している状態なら、支払いは義務だからです。
たとえ車を全く使用していなくても、支払う事になります。
ただし後述する諸費用は、状況によっては支払わない事もあります。
燃料に関する費用
また自動車を動かす為の燃料費用も支払う事になります。
燃料には3種類あって、ハイオクとレギュラーと軽油です。
それぞれ値段は異なります。
そして燃料は車を動かす為の費用です。
極端な例ですが、車を保有していても、全く使わなければ燃料費は発生発生しません。
駐車場を借りる費用
それと駐車場の料金です。
有料駐車場を借りるなら、その費用も支払う事になります。
具体的な料金は、駐車場の物件によって異なります。
ただし駐車場を借りなければ、その費用はかかりません。
車検の費用
また車を保有しているなら、2年に1回の頻度で車検を受ける必要があります。
新車購入時は3年に一度の頻度ですから、年によっては車検費用を支払わない事もあります。
その具体的な金額は、車種やお店に左右されます。
任意保険に対する費用
そして保険費用です。
自賠責でなく任意保険に加入しているなら、保険会社に保険金を支払い続ける事になります。
その具体的な金額は、車種や等級や年代次第ですが、保険会社によって料金は異なります。
車の維持費は年間で大体いくら位かかるの?
維持費の目安額は、年間43万円前後です。
その内訳は、下記の通りです。
ただし車の使用状況によって、上述の維持費の数字も変わってきます。
税金はいくらかかるか
まず自動車保有税ですが、排気量によって金額は異なります。
軽自動車ならば、年額29,500円です。
それに対して1.5リットル以下の一般乗用車ならば、年額34,500円になります。
ただし排気量が多くなれば、税額も高くなります。
実際1.5リットル以上2.0以下の一般乗用車なら、39,500円です。
それと重量税ですが、保有している車の年式や重量によって、金額は異なります。
一般的には、軽自動車は年間4,000円前後で、1.5トン以下の一般乗用車は15,000円前後になります。
ですから軽自動車の税額は、年間33,500円になる訳です。
大きな自動車なら、税金の金額も大きくなります。
自動車保険の金額目安
任意保険に加入していれば、たいてい年間1万円支払う事になります。
ただ自動車保険の状況も多彩で、加入している保険会社により、保険料は異なります。
また契約内容によって料金は異なりますが、大まかな目安額は年間1万円です。
車検代は10万円目安
それと車検がある年は、約10万円程度は支払う事になります。
その内訳ですが、まず法定費用です。
軽自動車なら29,000円前後ですし、乗用車は最低43,000円で、最高68,000円目安です。
そして業者によって、車検の費用は異なります。
ディーラーによる車検なら、最低4万円から10万円ですし、民間の整備工場なら最低25,000円から8万円目安です。
その業者に対する料金と法定費用を合算した数字が、10万円目安になる訳です。
ガソリン代と駐車場代
そしてガソリン代ですが、地域によって相場は異なります。
レギュラーのガソリンなら110円前後になる地域もあれば、125円前後もあります。
またガソリンの種類によって料金は異なり、ハイオクなら130円目安になり、軽油は95円といった具合です。
そのガソリン代の年額は、137,500円目安になります。
それと駐車場代ですが、利用する物件によって数字は異なります。
都心部あたりは、駐車場代も高めです。
全般的に、駐車場代は12万円程度になる傾向があります。
メンテナンスに対する費用
また車に対しては、定期的にメンテナンスも行われる傾向があります。
洗車も必要ですし、必要に応じて点検する事もあれば、部品をチェックする費用もあります。
メンテナンスの内容次第ですが、年間3万円ぐらいになる事が多いです。
維持費の年額は43万円目安
このように色々な費用はありますが、上記の数字を全て合計すれば、約43万円という事になります。
ただ43万円は、1つの目安です。
借りる駐車場や地域や保険の契約内容によっては、若干高くなる事もあれば、低くなる事もあります。
車の維持費を抑える方法は?
車の維持費を抑える手段は複数あります。
車検の業者やガソリンの入れ方によっては、費用は節約可能です。
また支払い方法を変更してみると、費用を節約できる傾向があります。
車検を行う業者
車検の業者は、複数の選択肢があります。
ディーラーで車検を受けている方々も多いですが、民間の整備工場やガソリンスタンドもあります。
他にも車検代行やカー用品店など、色々あるのです。
車検費用が安い業者に依頼する
業者は、それぞれ車検に対する料金は異なります。
ディーラーによる車検ですと、10万円程度になる事もありますし、民間の整備工場なら最高8万円前後です。
しかしガソリンスタンドなら最高6万円程度ですし、車検代行の専門業者なら最高3万円前後です。
ですから料金が低い業者を選べば、車検費用を抑える事ができます。
自力の車検という方法も
ちなみに車検は、自分で行う事もできます。
自分で車検の手続きを行えば、支払うお金は法廷費用だけです。
いくつかの注意点もありますが、費用を抑えたいなら、自力の車検という選択肢もあります。
セルフのガソリンスタンドにする
それとガソリンです。
自動車に対する給油は、ガソリンスタンドの従業員が行うのが一般的です。
しかしガソリンスタンドの中には、「セルフ」もあります。
従業員が給油する訳でなく、ドライバー本人が給油する事になり、料金も格安です。
セルフにすれば、ガソリン代を半分程度に抑えられる場合があります。
現金でなくカードで支払う
それと支払い方法です。
クレジットカードを持っているなら、それで支払ってみる選択肢もあります。
クレジットカードを利用すれば、カード会社所定のポイントが発生します。
ガソリンスタンドによってはカード払いも可能ですし、自動車税もクレジットカードで支払えます。
また任意保険もクレジットカードでの支払いは可能ですが、保険会社によってはカード払いに対応していない事もあります。
そして高速料金は、ETCカードにする方がお得です。
上述の各料金をクレジットカードで支払えば、現金よりはお得になるので、維持費用を抑える事もできます。
自動車保険の見直し
それと自動車保険です。
自動車保険のプランは、複数あります。
それぞれ保険金も異なる訳ですが、人によってはやや高い料金を支払っている事があります。
その場合、保険プランを見直ししてみますと、料金を抑えられる場合があります。
プランだけではありません。
保険会社を乗り換えてみると、保険料金が下がる場合があります。