廃車の鉄の買取相場は?
廃車の買取価格は、鉄の売却数字との密接な関連性があります。
鉄の買取相場が高ければ、廃車買取の価格も高めになる訳です。
日本車の廃車買取の価格はどれ位か
日本全国にある廃車買取の業者では、しばしば買取手続きは成立しています。
それを見てみる限り、全体的には2万円台になるケースが多いです。
もちろん売却価格の数字は、車の状況に大きく左右されます。
しかし全体平均の数字を見る限りでは、だいたい2万円台前半に収まる傾向があるのです。
車の重量で割れば1キロあたりの数字は算出可能
廃車買取の具体的な数字は、重量を元に計算する事は可能です。
例えば上記の車で、重量が1,500kgだとします。
その場合は、鉄1キログラムにつき13.33円という数字になるのです。
どこから13.33という数字が出てきたかというと、上記の2万円を1,500で割ったからです。
1,500で割るという事は、1キログラムあたりの価格を算出できるでしょう。
このため日本車に対する廃車買取の鉄の売却相場は、1キロにつき大体15円から20円前後という事になります。
つまり10円台後半という数字が、売却相場になる訳です。
鉄のスクラップ価格の決まり方って?
鉄に関するスクラップ価格は、金属自体の価値などに大きく左右される一面があります。
ですから鉄の価値が高い時期ならば、スクラップ価格も高めになるのです。
鉄という金属の価格は動いている
そもそも金属は、常に価格変動は発生しています。
例えばある時の鉄の価格は、1キロにつき15円が相場だとします。
そして15円という数字は、完全固定される訳ではありません。状況に応じて、変動する性質があるのです。
仮に鉄に対する需要が高まったとします。当然その時には、鉄に対する価格も高めになってくる訳です。
ある時は上記のように15円だったとしても、需要の高まりによって、20円などに上昇する事もあります。
つまり鉄自体の価値により、スクラップ価格も決まってくる訳です。
中間マージンの差し引きもスクラップ価格に影響を及ぼす
鉄をスクラップにする時には、様々な業者が関わっている事があります。
それでどこか別の業者が関わっている時は、中間マージンなどが発生する事もあります。
仮にスクラップ価格は、3万円だとします。しかし中間マージンが5,000円だとすれば、差し引きで25,000円という数字になる訳です。
スクラップ価格は、鉄自体の価値と中間マージンという2つの要素で、決定される事になります。
廃車はスクラップ工場に自分で持ち込むのと買取業者はどちらがいいの?
廃車の手続きをする為には、大きく分ければ2つ選択肢があります。
工場に対して直接車を持参する方法と、買取業者に手続きを代行してもらうやり方があるのです。
時には、どちらにすれば良いか迷ってしまう事もあるでしょう。
価格的にはスクラップ工場の方が有利
スクラップ工場は、価格に関するメリットがあります。
そもそも廃車にする手続きは、必ずしもお金を支払うパターンだけでは無いのです。
お金を受け取れる場合があります。
工場に対して車を持ち込むという手段が、それに該当するのです。
具体的に何円位になるかは、それこそ状況次第と言えます。
基本的には普通自動車の方が、数字は高めになると考えて良いでしょう。
普通車でしたら、1万円から3万円という価格幅でお金が支払われるからです。
それに対して軽自動車ですと、3,000円から1万円という幅になります。
それと地域なども、数字には関わってくるのです。高くなりやすい地域もあれば、そうでない所もあります。
支払われる金額はケースバイケースですが、少なくとも買取業者に手続きを行ってもらうよりは、やや高くなる傾向はあります。
支払ってもらう金額を大きくしたい時には、買取よりも工場持ち込みが推奨されるでしょう。
知識に関するデメリットはある
工場持ち込みという方法には、1つデメリットもあります。
なぜなら、それなりの知識も求められるからです。
買取という手段の場合は、様々な手続きを代行してくれるメリットがあります。
それだけに、依頼主に対してはあまり多くの知識は求められません。逆に工場持ち込みですと、廃車に関する知識もそれなりに求められるでしょう。
手間をかけたくないなら買取がおすすめ
それで廃車手続きを行いたい時には、労力を抑えたい事もあるのです。
あまり大きな手間をかけずに、全ての手続きを完結させたい事もあるでしょう。
そういう時は、工場持ち込みよりも買取業者がおすすめではあります。
しかし金額重視なら、工場持ち込みが推奨されるでしょう。結局は、本人のニーズ次第と言えます。
自分以外の名義でもスクラップ工場へ持っていけば買取してくれるの?
保有している車は、必ずしも自分名義であるとは断言できません。
相続などの状況も、大いに考えられるからです。
名義が自分でないパターン
例えばAさんという方が、一応は車を保有しているとします。
しかしその名義は、別人というパターンもあるのです。Aさんのお父様である、Bさんが名義というパターンもよくあります。
どういう事かというと、Bさんが他界しているパターンもあるからです。
当然その場合は、自動車の保有権はAさんでなくBさんという事になります。
工場では他人名義の車の売却は困難
工場で売却したい時には、上記の名義が1つのポイントになるのです。あくまでも自分名義に限定される事になります。
したがって上記のような状況ですと、Aさんの場合はBさんの車を売却する事はできません。
まだ名義がBさんのままになっているからです。
名義変更の手続きを行えば売却は可能
では上記のAさんは、スクラップ工場で売却するのは不可能かと言われれば、そうとも言えません。
そもそも名義というのは、変更する事も可能だからです。
変更をする為には、もちろん様々な書類関連の手続きも行う必要はあります。
役所などでも手続きを行う訳ですが、まずはそれを済ませる必要があります。
して車がBさん名義になった時に、改めてスクラップ工場で売却する事になるのです。
鉄クズ同然の車を高く売る簡単な方法は?
自動車によっては、見るからに価値が低い事もあります。
明らかに状態に難があって、ほぼ鉄くず同様になっている事もあります。
その車を、できるだけ手軽に売却したい事もあるでしょう。そしてそういう車も、高額買取が可能な事はあるのです。
買取り業者によっては高額買取になる
鉄くず同様の状態と言っても、業者次第と言えます。
というのも一部の買取り業者は、海外の会社と提携している事もあるのです。
そして海外の業者は、高額買取を実現してくれる事はあります。
日本では価値が低いと言っても、海外ではニーズが多いからです。
鉄くず同様と言っても、修理をすれば十分に使えることもよくあります。ですから業者によっては、高額買取になるケースもあります。
買取額保証のシステムがあるお店も
また中古車に関する雑誌などを見てみますと、買取額が数万円以上は保証してくれるお店を見かける場合があります。
どういう状態の車でも、最低8万円は保証してくれると宣伝している業者もあるのです。
しかも買取店の場合は、スクラップ工場よりは手続きが簡単です。
ですから手軽に高額買取を実現したいなら、買取額保証があるお店も推奨されます。
一番手軽なのは一括査定
ただ、上記のようなお店を見つけるまでが苦労してしまう事も多いです。
確かに中には高額買取が可能なお店もありますが、そもそも一度も廃車手続きを行った事が無い方々としては、各お店の特徴がよく分からない事も多いです。
しかし一括査定という手段でしたら、一気に複数のお店に査定依頼を行う事ができます。
それだけ各お店の数字も比べやすいのです。
ですから手軽に高額買取を実現したいなら、おおむね一括査定が推奨されます。