車を手放す前に注意すべき事
車を手放すメリットとデメリットは?
まずは、車を手放すメリットとデメリットですが、メリットは当然高く売れれば多くの現金を手にすることが出来て次の愛車の購入資金にしたり、その他自由に売却金を使って趣味等の資金に当てたり出来ますね。
また、車は持っているだけで維持費が掛かります。
自動車税に車検、自賠責任意保険に修理、ガソリン代など。
その維持費は車を手放せば完全に無くなります。
デメリットは車が無くなり行動範囲に制限が出来る事。
もっぱら移動手段は公共機関やタクシーなどが基本となり首都圏にお住まいの方であれば、あまり問題ないですが、郊外にお住まいの方にはとても不便に感じることでしょう。
車を持っていれば維持費も掛かるし事故率も増えるかもしれませんが、移動の自由度や多少車に興味があればカスタマイズ出来たりとメリットも増えますが、金銭的に制限が掛かります。
車を持っていなければ当然維持費も掛かりませんし、事故率も減ります。
その分、移動手段に制限されるなどのデメリットもあります。
車を所有させる方の生活環境によって一長一短ですが、それぞれにメリット、デメリットが存在する事になります。
車を手放す時に必要な書類は?
自動車は土地や建物と同じく、持ち主の登録が必要な動産です。
あまり車検証をまじまじと見る機会は無いと思いますが、中段程に所有者、使用者と云う記載項目があります。
所有者とはその自動車を所有(所持)している個人または法人名が記載されます。
所有者だからといってその車を使用しなければならないと言うことではありません。
あくまでも車の所有であって使用者でなくとも良いのです。
例えば、所有者が自分の父親で実際その車を運転するのは、所有者の息子である場合も考えられます。
そのような時に記載されるのが使用者と云う記載項目です。
基本的には、所有者と使用者は同じであることが多いのです。
その場合、車検証には所有者のみの記載になります。
自分で購入した車を自分で運転するのですから一番多いパターンですね。
しかし、所有者と使用者が別々になることも多々あります。
購入時に販売店にて信販会社にてオートローンを組むことはありますよね。
その場合の多くは、所有権者欄に信販会社で使用者欄オートローンを組んだ方のお名前が入ります。
なぜかと言うと信販会社はオートローンを組んだ時にそのお車を担保に融資してくれます。
その為、オートローンが完済されるまでの期間は所有権者として信販会社になるのです。
そして実際に運転するのはオートローンを組んだ方なので使用者欄にオートローンを組んだ方のお名前が記載されます。
当然、ローンが完済されれば所有権はオートローンを組んだ方に変更できます。
逆に完済しなければいつまでも所有権者は信販会社となります。
また、未成年者が自動車を購入される場合も所有権者を未成年者にすると書類が多なったり、任意保険が高くなるなどの理由から親が所有権者で子供が使用者となるケースもあります。
このように所有者と使用者が異なる場合は、所有者と使用者が同一の場合と必要な書類が変わってきますので一度、ご自身のお車の車検証をご確認下さい。
必要な書類は、所有権者と使用者が同一の場合は「印鑑証明が一通(3ヶ月以内)」「譲渡証明書(実印を捺印)」「委任状(行政書士など人に頼む場合)」が必要な書類となります。
ここからが肝心で所有者と使用者が別々の場合です。
上記で記載した信販会社が所有件者で本人が使用者の場合ではまずオートローンが完済していることが条件です。
完済していると信販会社に連絡すればご本人の「印鑑証明(3ヶ月以内)」「譲渡証明書(実印捺印)」「委任状(実印捺印)」を信販会社に送付すれば差し替えで信販会社の書類を返送してくれます。
返信された信販会社の書類があれば名義変更は可能です。
但し、先ほども書きましたが完済していなければ信販会社からは書類を出してはもらえません。
当然名義変更は出来ず車を手放すことは出来ません。 オートローンにて購入された方は一度ご確認が必要となります。
親が所有権者の場合は、親の印鑑証明、譲渡証明書、委任状があれば名義変更が可能です。あくまでも所有権者の「印鑑証明(3ヶ月以内)」「譲渡証明書(実印捺印)」「委任状(実印捺印、人に頼む場合)」が必要になります。
車を手放す時に一番高く売る方法は?
お車を売却する方法は幾つかあります。
新しい車を購入する前提で自動車販売に下取りとして売却する、買取専門店で買い取ってもらう、個人売買にて売却する、ネットオークションにて売却するなどです。
単純に一番高く売れるのは、今現時点であなたの愛車が欲しい人がいての個人売買です。
個人売買やネットオークションは業者を通さない分、売る方も買う方もギリギリまでの価格交渉が可能です。
ただ売買金額だけを見れば個人売買がいいですが、いかんせん売り手も買い手も自動車の素人です。
安く買ったは良いけど壊れてる、事故車だった、陸送手配が出来ない、名義変更が出来ないなどのトラブルが起きる可能性も多くありえます。
なので個人売買はかなりリスクがありますので、一番おすすなのが一括査定サイトで売る事です。
複数の業者の買取金額を出させて一番高い金額を付けたお店に売る。
単純にこれだけです。
面倒な手続きは任せられますし業者が査定するので後で事故車だったとしてもプロが査定したのですから業者の責任ですし、買取店ならば殆どが即金で買い取ってくれます。
車を手放すベストなタイミングは?
一昔は2〜3月が自動車を入れ替える時期とされていて流通量が多くなるので新しい車を購入する場合に下取りが高くなると言われていました。
しかし、今の流通状況はそうでもないようです。
それは、買取専業者が多く普及して流通形態も変化してしているからです。
輸出される中古車も含まれてきます。
以前はロシア向けにどんな車種でも輸出出来ましたが、規制もあったり流通量が増えれば当然、目も肥えてきますので今は一部の車種しかロシアに輸出していません。
現在は、中東、アフリカ、東アジアなどが輸出量が多いようですが、ほとんどが四駆、ディーゼール車に限られた車両です。
結果年間通して流通価格にさほど変化が無くなってきています。
ですが、一番高く売れる時期はあります。
それは、年末から春にかけてです。
年末は当然、流通量が一年で一番少なく業者オークションでも台数不足になります。
1,2月も同様です。
ですが中古自動車販売店のメインの販売時期はやはり春なのです。
販売店は春の販売イベントに向けて在庫台数を確保しなければなりません。
しかし流通量が少ないのです。
多少高い仕入れになっても在庫を確保しなければなりません。
買取店にしても同様です、売れる時期に台数が揃っていなければ商売になりません。
多少高くても買取します。
その為、一年の中でしいて高く車を手放すベストなタイミングと言うと「11から3月の業者の足元をすくう」です。