廃車買取の仕組みは?
廃車買取の仕組みは、自店で販売する訳でない点です。
どこかの業者に流す事によって利益を得ている仕組みになります。
特に業者オークションなどが関わっている事が多いです。
買い取った金額以上で売却するという仕組み
買取り業者が買い取った車は、別の形で売却手続きが行われているケースが殆どです。
例えばある来店客から、30万円台で廃車買取を行ったとします。それを何らかのルートで40万円台などで売却した時には、10万円近くの利益が発生する仕組みなのです。
ですからある意味で、転売のような仕組みになります。
業者オークションに流す
では具体的にはどういうルートがあるかというと、例えば業者間のオークションです。
一般の方々には利用できないオークションのシステムが存在するのですが、そこでは上記のように40万などで落札可能な事がよくあります。
ちなみに廃車買取のお店だけでなく、通常の中古車ショップなども、業者オークションで利益を得ている事が多いです。
海外などに売却をする仕組み
また廃車買取のお店によっては、海外のお店とのコネを持っている事があります。
つまり顧客から買い取った車の修理などを行った上で、海外に流す事になるのです。
自店で再販しているケースは極めて少ない
逆にほぼ有り得ないのは、自店で販売するケースです。
つまり顧客から買い取った車の整備や修理などを行い、自分の店で改めて販売するようなパターンです。
中古車ショップなどはそのような形で販売している事はあっても、廃車買取のお店では、まず無いと考えて良いでしょう。
上記のように、どこかのルートで売却やリサイクルなどを行った上で、利益を得ている仕組みになります。
廃車買取業者はどうやって利益を上げているの?
廃車買取は、基本的には海外業者やリサイクルなどを活用して、利益を上げています。
安く買い取った上で、以下のような手段で利益を得ている訳です。
鉄資源のリサイクルによる利益
例えば、リサイクルによって利益を上げているパターンがあります。
一旦は来店客から車の買取を行う訳ですが、それはある意味鉄の塊のような物です。
したがってその塊を、鉄のリサイクル業者などに流すやり方もあるのです。
もちろん業者に流せば、お金が支払われますから、利益が生じる事になります。
車のパーツを売却する
また状態が厳しい車でも、パーツは十分に活用できる事はあります。
車には、タイヤやカーナビなど多彩なパーツによって形成されているでしょう。
たとえ外装などが厳しくても、それらのパーツは十分使える事もあるのです。
それをカーパーツ専用店に売却したり、ネットオークションなどに出品をするやり方もあります。
オークションなどは、それなりの利益が生じる事も珍しくありません。
海外業者に売却して利益を得る
また海外の業者に車を売却するやり方もあるのです。
例えば、アメリカ諸国などに売却する手段があります。
日本ではやや厳しい車でも、そういう国々にはニーズが潜んでいる事も多々あるのです。
実際、廃車買取のお店によっては海外の業者と提携している事も少なくありません。
どんな車でも買取してもらえるの?
廃車買取をする際には、車の状態が非常に厳しいこともあります。
いわゆる事故車などもあるでしょう。果たしてそういう車は、売却可能かどうか、心配になってしまう場合があります。
買取の基準は業者によって異なる
それで人によっては、「どんな車でも買取は可能なのか」と不安になっている事はあります。
それは、正直お店次第と言えるでしょう。
そもそも買取店は、それぞれ買取に関わる基準も異なります。
あらゆる車の買取が可能なお店もあれば、やや状態が厳しい車では難しい事もあるのです。したがって後者のようなお店でしたら、やや難しい事はあるでしょう。
買取保証があるお店なら大抵は売却可能
雑誌などを読んでみますと、たまに保証に関して宣伝されている事があります。どういう車でも、最低7万以上で買取をしますと宣伝しているお店もある訳です。
そういうお店でしたら、やや状態が厳しくてもほぼ売却可能です。逆にそういう保証が無いお店ならば、やや厳しいことはあるでしょう。
廃車買取業者を利用する点の注意点は?
廃車買取の業者を利用するなら、いくつか注意するべき点はあります。
主なポイントは、還付金と登録抹消の確実性です。
税金の還付に関する状況が明確かどうかを確認
そもそも車を保有していれば、様々な税金が発生するのです。
重量税など、色々な税金が存在するでしょう。
それで廃車手続きを行った時には、還付金というものが発生する訳です。
その還付金に関する数字はどうなっているかは、注意が必要です。
というのも一部の廃車買取の業者ですと、還付金に関する取り扱いが曖昧な事もあります。
そういう業者は要注意です。きちんと還付金を説明してくれる業者を選ぶと良いでしょう。
しっかり登録抹消をくれるかどうか
また抹消登録の手続きも軽視できません。
本来は自動車を解体する際には、抹消に関わる手続きをきちんと完結させている必要があります。
それが中途半端な状態ですと、後日になって税金の督促書類が届いてしまう事もあるのです。
びっくりしてしまう事もよくありますから、「具体的に何月何日までに登録抹消が完了しますか」と確認しておく方が良いでしょう。